栄養たっぷりな蜂の子の効能って?

ミツバチやアシナガバチの子どもで食用として昔から重宝されてきた、蜂の子をご存知ですか?たんぱく質やビタミンBを豊富に含んでいて、山間部では海の幸の代わりに食してきました。
食用としていたのは、日本はもちろん、タイやメキシコ、マレーシアなど世界中の国々に及びます。
その土地によっても食べ方が異なり、タイでは王宮料理の材料に使われていました。

そんな蜂の子には、ビタミンやミネラルが含まれていて、特に亜鉛やマグネシウム、ビタミンB群の含有量が豊富です。
亜鉛やマグネシウムには、聴力を回復させる働きがあります。
亜鉛には、身体や細胞を作る働きがあり、見る、聴く、嗅ぐ、味わうといった五感の発達に関与しています。

耳鳴りや難聴になった患者を調べると、たいてい亜鉛が不足しています。
マグネシウムには、酵素を助けて糖や脂肪の代謝をアップさせる働きがあります。
さらに血管を拡張したり血流を改善したりする働きもあって、血行不良が原因となる耳鳴りにおいては、症状の軽減が期待できます。

他には、カルシウムやチロシンも含まれています。
チロシンはアミノ酸の仲間であり、どちらの成分も不足すると心身のバランスが崩れてストレスを溜めることにつながります。
ストレスが慢性的になると血中にコルチゾールというホルモンが増えて、細胞が老化したりうつになりやすくなったりします。

蜂の子は、このようにたくさんの栄養素を含んでいます。
見た目は虫そのものですが健康維持にはぴったりなので、手に入った時にはぜひ食べてみてください。

また、知っておきたい蜂の子のカロリーについても参考にご覧ください。

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