蜂の子に適したハチの種類は?
蜂の子といえば蜂の巣にもぐったままのハチの幼虫やさなぎを取り出して、油で揚げたり、甘辛く煮詰めて佃煮にしたものが知られています。
スーパーなど一般に流通するようなものではないので、専ら現地の土産店や、通信販売の取り寄せなどで販売されています。
見た目と違いこってりとした脂肪の味が強く、甘みもあるのでファンも多いです。
昔から山の貴重なたんぱく源として、または珍味として重宝されていた蜂の子ですが、今ではその栄養面が注目され、健康食品としての需要が大きくなっています。
蜂の子の原料となるハチの種類にはどんなものがあるのかご存知ですか。
実は蜂の子にはいろいろな種類のハチが使われています。
ハチミツを多く集めてくれるという用途に限定されていなければ、ハチはどんな種類でも蜂の子に使えます。
特にスズメバチなど大きな種類の蜂の子は、サイズが大きく食べごたえもあるので、ミツバチよりもおいしいとされています。
数は少ないですがクマバチなども胴がずんぐりと太く、甘みが多いので貴重だということです。
現在健康食品として最も適している蜂の子はスズメバチ、特にクロスズメバチの幼虫だとされています。
体格が大きく運動量の高いスズメバチはそれだけでパワーの源ですが、クロスズメバチは地元では古くから地蜂と呼ばれ、その蜂の子は病人も治すとされてきました。
蜂の子のサプリメントや健康食品を求めるのなら、スズメバチ類を原料としたものが昔から定評があり、効果も高いです。