蜂の子に毒は入ってないの?
蜂の子やフグ、マムシ等、本来毒を持っている生物を食用として扱うとき、その毒は大丈夫なのだろうかと心配になる方も多いのではないでしょうか。
もちろん食べられる状態に調理されているものなら安全に食べることができますので安心してください。
しかし、毒にも種類があり、安全に食べるための方法がそれぞれ異なっています。
蜂の子ではどうでしょうか。
蜂の場合、蜂の毒は胃液で分解することができますので、そのままでも食用とすることが可能です。また、成長した毒針を持っている蜂ではなく、毒針を持たない幼虫の状態で食用にされることが一般的です。もちろん成虫も食べることができますが、幼虫を食べる場合はより安全です。
また、逆に成長したスズメバチをお酒の中に入れ、エキスを出した上でそれを飲むという飲食方法もあります。
生きているスズメバチをお酒に入れ、あえてその毒を飲むことによって効能を期待するということもあるのです。
オスの蜂は毒針を持っていませんので、メスの働き蜂を生け捕りにしてお酒に漬けるという方法がとられます。
このお酒のエキスには疲労回復や血糖値をコントロールする効果など、嬉しい効果がたくさん入っています。
スズメバチに刺されたら危険ですが、このように調理した場合には私たちの滋養強壮に効くわけですから、面白いですね。